あなたはドッグフードとキャットフードの違いをご存知ですか?
もしあなたの愛犬がキャットフードを食べてしまった時、その対処法ご存じですか?そもそも食べてもいいのでしょうか?
ペットとして人気の犬と猫ですが、その食事について、一見どちらもそう大差ないように見えますが、その成分を調べていくとそこには大きな違いがあることがわかります。
知らず知らずのうちに愛犬、愛猫に適していない食事を与えているなんてことがないよう、ここではドッグフードとキャットフードの違いを理解し、みなさんの愛犬との生活に役立てていだければ幸いです。
もくじ
犬がキャットフードを食べてしまった!
もし愛犬がキャットフードを食べてしまった場合は、一体どうすればよいのでしょうか。
犬と猫の食性を理解することで、その対処方法がおのずと見えてきます。
みなさんの中には、犬と猫はどちらも肉食動物だと思われている方もいるかもしれません。
解剖学の観点から間違いとは言えませんが、犬と猫の食性傾向には大きな違いがあります。
それは猫が肉食性なのに対し、犬は雑食性だということです。
解剖学的には犬も肉食性なのですが人間が犬を飼い始めてからおよそ1万年以上(猫は数千年)と言われており、その長い月日の中で飼い主の人間に食性が近づいていったのかもしれません。
よく犬は猫に比べるとどんな食べ物にも興味を示し積極的に食べたがることが多いイメージがありますが、これは食性の違いからくるものとも言われています。
さらに両者の特徴として、味蕾(みらい)という主に舌にある味覚を感じるための小さな器官の数に違いがあります。
犬にはこの味蕾がおよそ2000個ほど、対して猫には500個ほどついているといわれます。
これだけを見ると犬の方が味覚が敏感だと思うところですが、実際には猫が食べるキャットフードの方が嗜好性が強い味付けになっていることが多い傾向にあります。
理由については後述しますが、以上のことからも犬と猫の間には違いがあり、市販されているそれぞれのフードの成分は大きく異なります。
ドッグフードの原材料や特徴
前述の通り、犬は雑食性で肉類以外の食べ物でも消化が得意です。
このためドッグフードには肉以外の材料として穀物や野菜が多く含まれています。
これはドッグフードのパッケージに記載されている内容物を見てみると分かりますが、肉類よりも穀物の方が含有量が多い場合も少なくありません。
そして穀物の種類としてはトウモロコシや小麦が広く使われています。
これら安価な穀物の含有率を高くすることで製造コストを安く抑えることが可能となるためドッグフードはキャットフードに比べて価格が低く抑えられるというメリットがあります。
また、犬は数ある味覚の中でも塩味を感じとることが苦手という特徴があります。
このためドッグフードは身体に負担をかけないよう塩味を抑えてあることが多いようです。
反対に甘みを感じる味覚は強く、甘いものを好む傾向があります。
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キャットフードの原材料や特徴
これに対し猫は肉食性のためキャットフードの原材料は肉や魚がメインとなります。
このため、ドッグフードと比較しタンパク質の含有率が高くなると同時に製造コストが高くなる傾向にあります。
また、猫には体内で合成できない栄養素があり、これらを食事から摂取する必要があります。
代表的なものにタウリンがあり、これが不足すると最悪の場合には失明にもつながるといわれています。このためキャットフードには多くの場合タウリンやナイアシン等の栄養素が添加されています。
味覚についても塩味をしっかりと感じ取ることができるといわれており、ドッグフードに比べ嗜好性が高い味付けになっている場合が多い傾向にあります。
このため猫は味蕾の数が犬より少なくてもキャットフードの味付けはドッグフードに比べ濃くなっています。
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犬にキャットフードをあげても大丈夫なのか、危険性は?
では、犬にキャットフードを与えるとどうなるのでしょうか?
前述の通りキャットフードは塩味が強く嗜好性が高いのでもしかしたらドッグフードよりも好んで食べるかも知れません。
一度キャットフードの味を覚えてしまうと味気ないドッグフードを食べなくなってしまう可能性があります。また、キャットフードは肉類の含有率が高く高タンパクのため穀物と比較して消化に時間を要すると共に腎臓にも負担をかけますので、腎不全などの病気にかかりやすくなる恐れがあるかもしれません。
数回食べただけですぐに影響があるわけではないですが、常食はさせない方が良いといえるでしょう。
猫にドッグフードをあげても大丈夫なのか
逆に猫にドッグフードを与えた場合には
キャットフードに添加されているタウリンを摂取することができないため、失明等のリスクが高くなります。また、ドッグフードは塩味を抑えてあるため味気なくあまり好んで食べないかもしれません。
まとめ
犬と猫では必要な栄養素が違います。
犬がキャットフードを食べ続けるとその高い塩味やタンパク質によって身体に負担をかけることになります。
長い目で見た時に、犬にキャットフードを与え続けるのは絶対NGです。
犬と猫を同時に飼っている場合には、食べる場所や食べる時間を分ける等の工夫をすることをオススメします。
いかがでしたか?本日は犬と猫の違いからフードについて紹介しました。みなさんのペットライフの一助になれば幸いです。
あとがき
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玉石混在の世界ですから、いったいどの情報を信用すればよいのか、さらに悩んでしまいますよね。
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