コミュニケーショングッズ

犬が夢中になる室内用おもちゃの選び方。おうちで運動不足解消!

犬のおもちゃは、ストレス解消やコミュニケーションツールとして使えるものや、運動不足解消に使えるものなど役割や種類が様々です。犬にとってお散歩は運動欲求を満たすための大切なものですが、お天気が悪い日などはお散歩を十分にできないこともありますよね。

そんな時のために今回は室内で楽しめて身体を使う、そして愛犬が喜んで遊んでくれるおもちゃをご紹介いたします。

室内で犬とおもちゃで遊ぶ重要性とは

犬のおもちゃにはどんな役割があるのでしょうか。ここでは様々な役割を担う犬のおもちゃで、遊ぶことの重要性をご紹介します。

犬のストレス解消

犬にとってのおもちゃは一人で遊んだり、人間と遊んだりすることでストレスを解消できる必須アイテムです。子犬の時期には、歯の生え替わりで違和感があるため噛むものを求めます。思う存分噛めるおもちゃでストレス解消させてあげましょう。

愛犬と飼い主のコミュニケーション

おもちゃは愛犬との信頼関係を築くうえでとても大切なツールです。おもちゃを使って愛犬と飼い主さんが一緒に遊ぶことは、会話の一部と言っても過言ではありません。おもちゃを使って褒めてあげたり、愛犬からのシグナルを受け取って良好なコミュニケーションをとりましょう。

健康管理

レトリーブをするおもちゃであれば、室内でも少し走って遊ぶこともできるので運動不足解消になり、心身の健康維持に繋がります。また、おもちゃを使って愛犬が遊んでいる姿を、日々観察することで愛犬の体調も見えてきます。普段と違う遊び方をしている時は、注意して見てあげましょう。

トレーニンング

トレーニングをするときはおやつなどの食べ物を使用することが多いですが、1日に食べさせて良い量は決まっているのでおやつでのトレーニングには限度があります。そこでおもちゃを使えば肥満の恐れもなく、トレーニングをすることができます

基本的な「まて」「よし」「持ってこい」を覚えさせることはもちろんのこと、トレーニングのご褒美としておもちゃで遊ぶこともできます。おもちゃで遊びながら楽しくトレーニングをしましょう。

犬用室内おもちゃを選ぶ時のポイント

愛犬に合ったおもちゃを選ぶためにどんなことに気をつければ良いのかをご紹介します。合わないおもちゃを与えてしまうと病気や怪我の原因になってしまうこともあるので気をつけましょう。

犬の大きさに合ったサイズと硬さを選ぶ

犬にとって最適なサイズは丸呑みする危険性がなく、しっかりと咥えることができる大きさです。誤飲を防ぐために口の中にすっぽり入ってしまうサイズは絶対に避けましょう。咥えて持ち運べるサイズがベストです。

また、おもちゃの硬さも体格や年齢に応じたものを選びましょう。硬すぎるおもちゃで遊ぶと歯を痛める危険性があります。特に顎の力が弱い小型犬やシニア犬には硬いおもちゃは避けるようにしましょう。

壊れにくいものを選ぶ

安心して愛犬に遊んでもらうために、壊れにくいおもちゃを選ぶことが大切です。簡単に壊れてしまうおもちゃはコスパが悪いのはもちろん、壊れたものを誤飲してしまう恐れがあります。見た目が可愛いぬいぐるみタイプのおもちゃは犬の顎の力で簡単に破って中綿を出すことができます。

またピーピーと音が鳴るものはプラスチックの吹き笛が中に入っていてそれを出して誤飲してしまうこともあるので注意が必要です。なるべくシンプルで耐久性のあるおもちゃ(厚めのラバー性のものなど)を選びましょう。

また、木製のおもちゃやロープのおもちゃは遊んでいるうちにトゲトゲになり口内を傷つけてしまったり、繊維を飲み込んでしまうことがあります。これらのものを与えてはいけないわけではないので飼い主が見守り、壊れた際はすぐに回収して誤飲をしなければ問題ありません。

遊び方で選ぶ

犬用おもちゃは大きく分けて「噛む」「投げる」「引っ張る」「おやつを入れる」の4つのタイプに分けられます。それぞれの特徴や注意点があるので、どのように遊ばせたいのかを考えながら適切なものを選びましょう。

「噛むおもちゃ」

子犬の歯が生え変わる時期は、歯茎に違和感があるため何かを噛みたいという欲求が強くなります。なのでその時は噛むタイプのおもちゃを与えましょう。

また、成長してからも犬にとって噛むという行為は重要です。噛むおもちゃを与えることで顎の力を保つこともできます。気に入ると夢中になって長時間噛み続けることもあるのでひとり遊びをさせたい時には最適です。

「投げるおもちゃ」

愛犬と飼い主が一緒に遊ぶことでコミュニケーションもとれて、運動不足解消にもつながるのが投げたり転がしたりして遊ぶおもちゃです。ボールやフリスビーなど飼い主さんが投げて犬がレトリーブする動きを繰り返すことでストレス発散になり、信頼関係を気づくこともできます。

おもちゃを追いかける行為は本能であるため簡単にできますが、持って帰ってきて放すことを覚えるにはトレーニングが必要です。はじめのうちは短い距離からはじめて徐々に距離を伸ばしていきましょう。放してくれない場合は「だせ」や「アウト」というコマンドとともにおやつと交換でやってみると良いです。また、室内で遊ぶ場合は床が滑らないところで遊びましょう。

「引っ張るおもちゃ」

引っ張りあって遊ぶおもちゃも愛犬とのコミュニケーションがとれ運動不足解消にもなります。引っ張るおもちゃは獲物を噛みついて仕留めるという犬の本能を刺激します。そのため引っ張りっこは興奮しやすい遊びでもあります。

犬が興奮してきたら一度ストップし、最後におもちゃを必ず回収しましょう。また、遊ぶ際は勝ち負けを半々ぐらいにしましょう。飼い主が負け続けるのはしつけとしても良くないですが、成功体験で犬はとても喜ぶので半分ぐらいは負けてあげましょう。

「おやつを入れるおもちゃ』

おやつを入れられる知育玩具は留守番時や犬の気をそらしたい時に最適です。おやつを取り出すことに夢中になるのでその間は悪戯をしたり無駄吠えをすることがなくなります。早食い対策にもおもちゃにエサを入れて与えることはおすすめです。

なかなかおやつを取り出せないとイライラしたり、おもちゃごと壊してしまう犬もいるので性格と難易度を考えておもちゃを選んであげましょう。また、爪切りなどのグルーミングが苦手な犬もコングにペーストを入れたものなどを与えて気をそらすことでスムーズにできることもあります。

まとめ

  • 室内で犬とおもちゃで遊ぶと4つの効果があります。
  • 犬用おもちゃを選ぶ際のポイントは3つ
  • 犬のおもちゃの遊び方は大きく分けて4つ

今回は室内で犬とおもちゃで遊ぶことの重要性とおもちゃを選ぶ時のポイントをご紹介しました。天候に左右されずに楽しめる室内での遊びは愛犬の運動不足解消はもちろんのことストレス解消にもなり、心身ともにリフレッシュできます。

室内でおもちゃで遊ぶだけでは完全に解消はされないので毎日のお散歩とプラスで遊ぶようにしましょう。愛犬が楽しく遊んでいると飼い主自身もリラックスできますよね。ぜひ愛犬に合ったおもちゃを見つけて楽しいドッグライフを過ごしてください。

  • この記事を書いた人

ささみ

ペット栄養管理士、ドッグトレーナーの資格を持ち、人生の大半を犬にまつわる仕事に携わってきました。現在は、これまでに得た知識や経験を活かし、会員数2000人のオンラインサロンのオーナーを務めています。 他のサイトでは掲載されていない独自の切り口で情報発信しつつ、ミニマリストに暮らしています。