かわいい愛犬が、
昨日まで元気にご飯を食べていたのに今日はご飯を食べないなぁ…
…なんて経験はありませんか?犬は人間と違ってご飯を食べない理由を言葉にして教えてくれません。
そこで今回は犬が食欲不振になる主な原因とその対処法をお伝えしたいと思います。
もくじ
犬がご飯を食べなくなる理由4つ
愛犬がご飯を急に食べなくなる理由は主に4つ考えられます。
ひとつひとつ見ていきましょう。
ご飯を食べなくなる理由その1|病気にかかっていて食べられない
一番心配なのは病気による食欲不振ではないでしょうか。
犬は元来の野生生活の名残りで自分の弱点を見せない傾向があります。
このためちょっとした不調は周りに気付かれないよう隠してしまいます。
その不調が徐々に大きくなっていき、ある時に隠しきれなくなりおもてに現れます。
元気がなかったり、下痢や嘔吐など明らかに不調が見てとれる場合はすぐに動物病院に連れて行ってください。
また、犬は歯周病または歯周病予備軍であることが多くあります。実に3歳以上の80%ほどが歯になんらかのトラブルを抱えていると言われており、歯の痛みが原因で食べ物が食べられないのかもしれません。
食べこぼしが増えたり口臭がキツくなったなどの異変を感じた場合は口内を確認してみて歯茎の腫れや歯石などがないか見てみてください。
ご飯を食べなくなる理由その2|選り好みや好き嫌いで食べない
ご飯は食べないけどおやつはしっかり食べるなんてことはありませんか?
おやつの味付けは嗜好性が強く作られている場合があり味気ないご飯よりもおやつを食べたがっているのかもしれません。
また、おやつの与え過ぎによって満腹になってしまいご飯を食べられなくなっている場合も考えられます。
おやつはちゃんと食べているなら、少しその量を調整してみることをオススメします。
また、ご飯を食べないからといって嗜好性の高いおやつばかりあげていると「ご飯を我慢すればおやつがもらえる」と学習しさらにご飯を食べなくなってしまうことも考えられます。
人間の子どもと同じくおやつをねだられても時には心を鬼にした躾が重要です。
ご飯を食べなくなる理由その3|ストレスによる食欲不振
人間と同じく犬も様々なストレスを感じます。そしてストレスが高い状態が長く続くと食欲が落ちることがあります。
ストレスの原因は主に2つ考えられます。
- 散歩などの運動不足からくるストレス
- 不安を感じることによるストレス
この中でも「不安を感じることによるストレス」は特に犬の食欲不振につながると考えられています。
例えば飼い主の留守でワンちゃんを一人きりにする時間が多かったり、一緒に遊んであげる時間が短いなどの他、新しい家族が増えたり引っ越しによる住環境の変化にも敏感にストレスを感じます。
これらの原因が思い当たる場合はしっかりワンちゃんとの時間を確保して愛情を持って接してあげてください。
ご飯を食べなくなる理由その4|加齢による食欲不振
一般に小型〜中型犬で9〜13歳、大型犬では7〜10歳から老犬と言われます。
犬も加齢とともに食欲が落ちていきます。運動量や代謝も落ちていきますので必要なカロリーも同時に下がっていきます。
必要カロリーの低下に合わせて食事量を調整していくことが重要ですが、食欲が落ち過ぎて必要カロリーを摂取できない場合は食事回数を増やしたり、柔らかい食べやすいフードに変えてみることを試してみてください。
また少量でも効率良くカロリー摂取ができる重量あたりのカロリーが高いフードもオススメです。
食欲不振の場合の対処法について
それではこれらの食欲不振が起きた場合、どのようにご飯を食べてもらうのが良いのでしょう。
犬は嗅覚がとても発達している動物です。このため食事の見た目や味よりも匂いに敏感に反応します。
逆に味覚は人間に比べて鈍感です。また、視覚からの情報で食欲が増進されることも人間に比べると少ないでしょう。
このため、犬の食欲を刺激するには食べ物の匂いを強めるのが効果的です。
食べ物は温かい方が匂いが強くなる傾向がありますので、例えば電子レンジで温めたり、ぬるま湯を足してふやかしたりすることで同じドッグフードを与える場合でも匂いを強め嗅覚を刺激することができます。
また、ドッグフードに香りの強い食べ物を足してあげることも効果的です。
消化器官が弱っていて食べられない場合は別の工夫が必要になります。
消化器官が弱っていて食べられない場合
消化器官が弱っていて食べられない場合
犬が消化しやすいように柔らかいフードを利用したり、ミキサーなどで細かくペースト状にしたりして極力消化器官に負担をかけない状態で与えてあげると良いでしょう。さらに飼い主さんが口の中に直接食べ物を入れてあげたり、歯に塗るようにして食べさせることで食事を助けてあげてください。
ただし、食べないからといって無理に食べさせるのはNGです。焦らずワンちゃんのペースに合わせてあげてください。
最後に
普段から愛犬の様子を観察して変化に気づいてあげることが大切です。
特に病気は早期発見が大変重要ですので普段の食事を通してワンちゃんとのコミュニケーションをとってあげてください。
あとがき
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