犬を飼っている人も飼っていない人も犬好きの人は犬を撫でたり、触れ合ったりしたいですよね。そこで今回は犬が触って欲しいタイミングと触ってくれると気持ちがいい場所をご紹介します。
犬が触って欲しいポイントと触って欲しくないポイントを知って、犬と上手にスキンシップをとり愛情や絆を深めていきましょう。
もくじ
犬が触って欲しい時・触って欲しくないと時
犬と一言で言っても、犬によって性格や個性があるため犬それぞれに個体差があります。人に触ってもらうのが好きな犬もいれば人に触られるのがあまり好きではない犬もいます。飼い主が愛犬を撫でたりマッサージを行うと、犬の体内で幸せホルモンの「オキシトシン」が上昇します。
しかし、犬が触られたくない時に無理に触ると犬はストレスを感じてしまいます。ここでは犬が触って欲しい時に見せる行動と触って欲しくないシュチュエーションをお伝えします。
犬が触って欲しい時にみせる行動
「近寄ってくる」
犬が撫でられたり触って欲しい時は、犬が「撫でて!」と人に寄ってくる時です。飼い主に注目して欲しいときは、自ら近づいてきて寄り添ってきます。寝起きやお留守番の後など、飼い主としばらく離れていて寂しい思いをした後は積極的に触られることを望むことが多いです。
「膝の上に乗ってくる」
飼い主がリラックスしている時に膝の上に乗ってきたり、膝の上に乗らない大きさの犬の場合は膝の上に顎を乗せてきたりして触ってもらうことをリクエストすることがあります。
そんな時は飼い主は思わず愛犬を触って優しく声をかけることが多いでしょう。そのために犬は膝に乗ると撫でてもらえることを覚えているのです。
「鼻や前肢で人の手や体を押してくる」
犬が近寄ってきた時に飼い主が他のことに夢中になっていたり、相手にしてもらえない時は前肢で引っ掻くような仕草をしたり鼻で突いてきたりすることがあります。犬は人の気を引くためにこのような行動でアピールをします。
「お腹を出す」
犬がお腹を出す仕草はリラックスして信頼している状態です。犬が近くに来てお腹を見せているとついつい可愛くて触ってあげたくなりますよね。そのため、犬はお腹を出すと触ってくれることを覚えて、触って欲しい時にはこのような行動をみせるようになります。
犬が触って欲しくない時
「見知らぬ人にいきなり触られそうになった時」
犬によって個体差はありますが、大抵の犬は誰にでも触られて喜ぶわけではありません。人に恐怖を感じている時や緊張している時は触られるのを嫌がります。また、人が犬のことを怖いと感じている時も犬はそれを瞬時に察知し犬も緊張してしまいます。
「犬の食事中」
食事をしている時に触られたり、じっと見られることを嫌がる犬がいます。犬によっては食事中に触ることでご飯をとられるかもしれないと思ったり、食べているのを邪魔されるのではないかと思っています。
そのため食事中に犬を触ると急いでご飯を食べたり、ご飯を取られないように唸ることもあります。食事以外にもおもちゃに夢中になっている時も同じように触られるのを嫌う犬もいるので注意しましょう。
「睡眠中や休んでいる時」
犬も人間と同様に睡眠中やゆっくり休んでいる時に邪魔をされるのを嫌がります。特に睡眠中は触ったり、急に起こすとビックリして咄嗟に攻撃しようとすることもあります。犬が寝ていたりゆっくり休んでいる時に人に触られると安心して休むことができません。犬のリラックスタイムはそっとしておいてあげましょう。
犬が触って欲しい場所・触って欲しくない場所
犬が触って欲しい場所は性格や好みや体調によって異なります。犬のお気に入りの場所を触ってあげるとリラックスしてその場所を押し付けてきたりします。反対に犬によっては触られたくない場所もあります。愛犬の好みの場所を見つけてあげてスキンシップをとってあげましょう。
犬が触って欲しい場所
犬が一般的に人に触られて嬉しく感じる場所
- 耳の付け根から首周辺
- 顎の下
- 肩や胸まわり
- 眉間から頭にかけて
意外にも「腰から尻尾の付け根にかけて」をガシガシと触ってあげると気持ちよさそうにする犬も多いです。しかし、このような場所を全ての犬が好むわけではありません。犬によっては触られたくない場所もあるので、愛犬が好む場所を見つけてストレスのかからない触り方をしてあげましょう。
また、犬は上から覆い被されるような人の動きに不安を感じます。そのため、立った状態で前屈みになりながら犬の頭を撫でることはせずに、座ったりしゃがんだ状態で姿勢を低くして触ってあげましょう。触る手も上からではなく下からゆっくり出し、毛並みにそって優しくゆっくり触りましょう。
犬が触って欲しくない場所
犬が触られて嬉しい場所があるように、あまり触られたくない場所もあります。
一般的に犬が触られるのを嫌がる場所
- 足先(特に指の間や水かき)
- 尻尾
- 肛門周辺
- 口の中
- 耳の中
人間にも言えることですが、体の中には特に敏感な場所があります。一般的に刺激を感じるのに関わる細胞が高密度にあり、それが神経と繋がっていて弱い部分は急所であり、敏感になります。しかし、このような場所でも怪我や病気の治療や毎日のケアで触らなければいけないこともあります。そんな時に触られても嫌ではないと思ってくれたら良いですよね。
そのためには小さい頃から犬がなるべくストレスを感じない方法で短い時間だけ触り、触らせてくれたら褒めてご褒美をあげたりして触られることに慣らしておくことをお勧めします。
まとめ
- 犬が触って欲しい時にみせる行動は4つ
- 犬が触られると気持ちがいいところは4箇所+1箇所!?
- 犬が触られるのを嫌がる代表的なところは5箇所
最後に今回は犬の触って欲しいポイントと触って欲しくないポイントについてご紹介してきました。犬と人は触れ合うことでお互いに良い影響をもたらします。しかし、それはお互いの気持ちが合致している時に限ります。一方的に人間が気持ちを押し付けてしまうのは良くありません。
犬が今どのような気持ちや状況なのかを考えながら犬の気持ちを尊重してあげましょう。我が家も先代の犬はあまり人に構われるのが好きではありませんでした。なので愛犬の方から近付いてきた時以外はあまり触れ合うことはしませんでした。
しかし今飼っている犬は正反対で構ってもらうのが大好きです。同じ犬種でも性格には個体差があります。愛犬の性格を理解し上手にコミュニケーションをとっていきましょう。